今回でメタセコイアを使ったモデリングについては最後になります。次回からPMXの方のお話にいきたいと思います。
サイズについて。参考講座の過程で終盤モデルを小さくしますが、どれくらいが丁度いいかというお話です。サイズの良し悪しが、他モデルとの比較でしか計れないので漠然としますが、講座と同じように162cmのキャラを作るのにy軸162としてサイズ設定をした場合、大体そのモデルを1.2倍すると、PMXに付属している初音ミクさんのモデルと大体同じ大きさになります。
別によそのお子さんと並べるわけじゃないし、小さくてもいいんだけど・・・というわけにもいかない理由があります。まず配布カメラやステージが合いにくくなります。皆さん手持ちのモデルを使って作成されるので大幅に他のモデルのサイズから離れるとズームアップなどの見せ場で顔が見切れます。
(子供キャラなどは仕方がないので自身でカメラの再調整が必要となります)
二つ目はIKの暴走です。IKって何?と思いますが、関節の動きに関する一つの考え方みたいなものです。モデルを動かすときだいたい、この股関節は30度曲げて、膝関節は60°まげて・・・みたいに関節の角度指定し描きたいポーズをとらせますが、IKは反対に足先や手先の場所を指定し、そこから複数の関節の角度を導き出します。手にIKを仕込んでいるモデルもありますが基本足にのみ使われています。
踊るという連続してポーズを作っていくMMDでとても便利ですが、逆にいえば指定された場所にモデルのサイズ差により足が届かないなどが発生するとプログラムがうまく処理できずに、ありえない動きをします。
むかし自分は配布モデル達より小さめのサイズでしたが、しょっちゅうステップで足首が一回転してました。複雑骨折。
というわけでできるかぎり、他のモデルのお子さんたちとサイズは合わせて置くといいです。モーション製作者様によっては、身長に合わせて2パターン作ってくださっているほど身長とモーションの関係は密接なので気を付けてみてください。
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